2016年03月30日

メトロ線内に存在する識別物

いままで東京メトロの路線を観察してきて気になった物を3点ほど紹介したいと思います。
メトロの路線を制作される方や、普段利用していて謎と思っている方もいるかもしれないので、何かの参考になれば。

【1】蛍光灯
東京メトロではトンネル内に設置している蛍光灯の中に、特に意味を持って存在しているものがあります。
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画像に写っているオレンジ色をした蛍光灯と、やや青みがかった蛍光灯の2つです。
 
オレンジ色の蛍光灯は運転関係のもので、近隣に「車両停止標識」が設置されている事を示しています。
車両停止標識は入換信号で運転できる区間の終端に設置されていますが、標識自体が黒い背景の為にトンネル内で目立たないと言う事を受けて、メトロ化以降設置されたものです。
これに対し青みがかった蛍光灯は施設関係で、直近に沿線電話がある事を示しています。
 
【2】黄色とオレンジの線
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ホームやトンネル内に色のついた線が引かれているのを見かける事がありますが、これはこの区間での作業員の作業を禁止している区間(黄色)、作業員の待避を禁止している区間(オレンジ色)を示しています。
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トンネルや線路等の都合で作業や待避が危険とされている箇所(待避口のないシールドトンネルや、分岐器のある区間等)に設定されているようです。

【3】ホームの逆三角形
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これは軌道回路境界があることを示しています。
ホーム上にしか設置されていないため、列車が過走やホーム途中で停止した際にもホーム上から軌道回路の位置が判別できるようにしてあるものと思われます。


ある程度溜まったらブログに載せようとかなり前から温めていた企画だったのですが、結局この3点だけしか無かったのでもう載せる事にしました(^-^;)
posted by しゃとるーむ at 00:23| Comment(0) | 雑談